読書感想文
【概要】 爆笑問題の、言わずと知れた人気番組の書籍化。 【感想】 あれからもう十年になるのか。毎週楽しみで番組を観ていたなぁ。中島らも氏が出ていた回をよく覚えている。 まるで漫才のような掛け合いでとても笑わせてもらった。
【概要】(Wikipedia引用) 東野圭吾の推理小説。ガリレオシリーズ第4弾。2008年10月24日に『聖女の救済』と同時刊行した推理短編小説集。2011年10月10日には文春文庫より文庫版が発売された。 【感想】 前作の容疑者Xの献身であまり協力的ではなくなった湯…
【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第二弾。 【感想】 前巻に引き続き、とても面白かった。最後の「実家に帰る」は読んでいてとても切なくて寂しくなった。インド旅行記も楽しかった。 が、最後の対談はどうでもいい。
【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第一弾。 【感想】 百円でなんとなく買っただけなので期待はしていなかった。そういえば保育園から中学二年まで毎日遊んでいたH君の部屋にさくらももこ氏の本がずらっと並んでいたな、というのを思い出した…
【概要】 言わずと知れた、中場利一氏の岸和田少年愚連隊シリーズ三作目。 【感想】 望郷篇とあるように、チュンバの小学生時代を描いた長編。まるで漫才の掛け合いのように会話が進み、あれよあれよ止まらない止まらない、二日で読んでしまった。 六年前に…
【概要】(講談社HP引用) 日本初、救急の精神病患者を専門に受け入れ治療する千葉県精神科医療センターを3年間にわたり密着取材。 「精神科救急」と呼ばれる医療の現場をあますところなく精密に活写した。 24時間態勢で最前線に立つ医師、看護師たちの闘い…
概要 村上春樹氏の言わずと知れた長編最新作の上巻。あらすじ(Wikipedia引用) 妻との離婚話しから自宅を離れ、友人の父親である日本画家のアトリエに借り暮らしすることになった肖像画家の「私」は、アトリエの屋根裏で『騎士団長殺し』というタイトルの日…
一度読み始めたものはなにがあっても読み切る、をルールとしていたが、読書に使える時間は有限のため、面白くないと思ったら即時売却用の段ボールに放り込むことに決めました。 いつなにを最後まで読めなかったのか記録しておく必要があるので、ここにまとめ…
【概要】 中場利一氏の、言わずと知れた自伝的小説の第二弾。 【感想】 勘違いしていた。血煙り純情篇と望郷篇がずっと積ん読棚に並んでいたので、一作目は読んで二作目と三作目は未読なのかと思っていたが、読書メーターを見ると二作目と三作目を六年前に読…
【概要】 言わずと知れた中島らも氏のエッセイ集。 【感想】 まあ当たり前に面白くて、ドトールでコーヒー飲みながら読み始めたら、コーヒーがなくなるより先に読み終えてしまった。 結構読んだことのあるエッセイが多かったが、最後の一覧を見るといろんな…
【感想】 今まで読もう読もうと思っていたのを先延ばしにしていた、カミュの異邦人。とても期待していた。 が、残念ながら期待にそぐわなかった。最初から最後までずっとつまらなかった。 というか、訳が古すぎてなんのこっちゃわからなかった。 新訳された…
【概要】 言わずと知れた堀江貴文氏の獄中記。 【感想文】 まず、とても面白い。単純な日記の部分だけではなく、時事ネタにコメントしたり面会の様子が描かれており飽きさせない。間に挟む西アズナブル氏の漫画は単に日記を起こしたものなので最初は物足りな…
【概要】 さて、今をときめく中村文則氏の迷宮。 あらすじ(Google Books引用) 密室状態の家で両親と兄が殺され、小学生だった彼女だけが生き残ったその事件は「僕」が12歳の時に起きた。「僕」は事件のことを調べてゆく。「折鶴事件」と呼ばれる事件の現場…
【概要】(Wikipedia引用) 1990年8月から1997年5月の間に巡った7つの旅(下記)について綴られている。旅ごとに題が付けられ、冒頭では執筆の背景が簡潔に述べられている。イースト・ハンプトン 作家たちの静かな聖地 1991年秋、ニューヨーク州ロングアイラ…
【概要】 共喰いで第146回(平成23年/2011年下半期)芥川賞を受賞した、言わずと知れた作家の二つ目の作品集。これ自体も第21回三島由紀夫賞を受賞しており、収録作である蛹では第34回川端康成文学賞を受賞している。 【感想】 噂には聞いておりましたが、な…
【概要】 御年七十八の片岡義男氏の群像での連載をまとめた短編集。 【感想】 初めて片岡義男氏の本を手にとってみました。なんだか70年代に若者から絶大な支持を得たとかで、とても期待していました。しかしその期待は見事にブチ壊されてしまったのです。 …
【概要】 (ジャケ裏引用) 昨日、酒を一升飲んでしまった。ぶ厚いイカの一夜干しが「お酒がほしいよう」とおれの左腕を引っ張るのだから、仕方ない。「記憶の中島」と呼ばれた異常な記憶力のおれも、今では昼に喰った飯すら忘れる。両親のこと、幼少期のこ…
【概要】 個人的に新作が待ち遠しい作家の一人で、外れのない作家の一人。 主人公である大学生の航と同い年の従姉である奈々が自死し、死後手紙が届くところから始まる。航と奈々は最後まではいかないものの、恋人のような関係だった。 航は生前の奈々が参加…
昔から気になっていた円城塔のデビュー作。 【感想】 表題作の「オブ・ザ・ベースボール」は、序盤のみ楽しめた。 田舎の村に一年に一度人が降ってくる。原因は不明。 という設定はとても引き込まれるし、ジョークを交えた文章は笑えてとてもよい。 ……が、そ…
さて、中島らも氏のエッセイなのである。高校から大学卒業までの「無茶苦茶やってた頃」の話。それがまた面白くて、笑いながら読んでいた。 余談でありますが、読書記録を見ると2011年に一度読んでいた。七年前だから、「死」から逃げるために必死になってひ…
【概要】 言わずと知れたガリレオ・シリーズの第二弾。 第一章・夢想る(ゆめみる) 第二章・霊視る(みえる) 第三章・騒霊ぐ(さわぐ) 第四章・絞殺る(しめる) 第五章・予知る(しる) の五編の短編が収められています。 【感想】 僕がこのシリーズには…
【感想】 シリーズ四巻目。相変わらず「粋」で格好いいですな。作中で描かれる料理はどれもとても旨そうで、読んでいると腹が減って仕方がない。 しかしなんだな、物語としての面白さが巻を重ねるごとにパワー・アップしているような気がする。 文章は無駄を…
【概要】 「あの日」が起きた瞬間から年が明けるまでのツイッターでのつぶやきをまとめた「日記」の章と、同時期に様々な媒体で書かれた文章の一部を掲載した「文章」の章の二部構成の本。 【感想】 「日記」の章を読みながら、「これはとんでもない傑作だぞ…
【概要】 爆笑問題の太田氏と田中氏が、時事ネタで短い漫才を繰り広げるシリーズ第五弾。 【感想】 タイトルにもあるように、2004年から2005年の時事ネタを取り上げているので、ネタは古い。 しかし、とても面白い。 時事ネタってその時その時じゃないと楽し…
この小説のファンの方は、この感想文を読まないでください。責任は持ちません。以上。 【概要】 言わずと知れた大ベストセラー。インターネットの投稿サイトから発掘されて書籍化に至ったと。だから文章に関してはまったく期待していなかった。下手くそでも…
【無関係の話】 上巻の反省といたしまして、100円ショップで付箋を買ってきた次第でございます。これまでは読み終えた時に記憶に残っていたことを探して感想を書くというスタイルでしたが、それじゃあもう追いつかない。なので「ここだ」と思ったところに付…
オウム真理教の一連の事件、テレビやラジオでたまに話を聞く森達也氏のどちらも昔から気になっていて、映画作品である「A」や「A2」を観ようを思いながらなかなか観る機会を作れず、だったらテキストで読もうとこの本を購入した。 とても興味深い内容で、寝…
時代小説、第三集。再読だが内容は完璧に忘れているので、新鮮な気持ちで読んだ。 解説にもあるが、大治郎の成長と三冬との関係性が見ていて微笑ましくてよい。 というよりもう、どの編も文章がよくてまとまりもよくてわくわくさせてくれて、けちのつけどこ…
【概要】(Wikipedia引用) 京都にある外国語大学では、皆熱心に学業に取り組んでいる。2009年11月のある日、風変わりなバッハマン教授が、他の授業に乱入し、1月に行われるドイツ語スピーチコンテストの暗唱課題を伝える。「『ヘト アハテルハイス』(『ア…
本当にもう文章が読みやすい。読みやすくて仕方がない。やっぱりあれだね、余計なものはカット、カット、カット・メンシックだね。 そもそもがそうなんだよ。文章を楽しむのではなく、物語やキャラクターを楽しむものなんだから、読みやすさが爆発すればいい…