【読書感想文】 カズオ・イシグロ/わたしを離さないで 【2008年刊行】
ノーベル文学賞を受賞されたのことで、以前百円で買って積んでいたのを崩した。
時間をかけて読んだが、正直時間を返して貰いたいと思った。金はね、どうせ百円だからいいけれど、この本に費やした時間を返してくれ、と。
なのでまともに感想文を書く気にならないので、箇条書きにしておく。
【評価点】
・とても読みやすい文章。
・謎を謎のまま残してその周りを描いているので、気になって読むのが止まらない。
【不満点】
・いつまで経っても、核である部分に触れず、ウンヌンカンヌンどうでもいいことばかり描かれて疲れる。
・切ないだの絶望だの言われているが、正直まったくなにも思わなかった。
・九割がどうでもいい、興味のないことで冗長。ひたすら冗長。
・読み終えて一言。「だからなんやねん」
「それ」はつまり「こういうこと」なんだろう。でも、そうそう予想通りには行かないでしょう。なにかあるんじゃないか、うーん、つまらないけど我慢して読むぞぉ~。
結局なんにもないんかい! ふざけとんのか!