読書感想ブログ

感想文をバシバシガシガシ書きます。

【読書感想文】 漫画 二〇一七年 三月分

田中芳樹荒川弘アルスラーン戦記 六巻
 盛り上がりが半端ないな。これから一体どうなるんだろう……!

岸本斉史/ナルト 二十二巻
 ネジ対鬼童丸。ナルトの行動や発言が、様々な人に影響を与えているんだな。

岸本斉史/ナルト 二十三巻
 シカマルとキバ&赤丸が頑張ってる。

岸本斉史/ナルト 二十四巻
 おぉ、まさかまさかの展開。面白くなってきたね。

岸本斉史/ナルト 二十五巻
 ほとんどサスケのイタチの過去話。そしてナルト対サスケが始まる。

岸本斉史/ナルト 二十六巻
 サスケ奪還編終了ということで。ダブル主人公はいいね。お互いの気持ちがよくわかる。 シカマルとリーの二人が一番好き。

岸本斉史/ナルト 二十七巻
 第一部完ということで。 外伝のカカシ先生の過去話は辛い。

岸本斉史/ナルト 二十八巻
 いやあナルトもサクラちゃんも成長したなぁ。 そして我愛羅がまさかの。 ラストに燃えた。

岸本斉史/ナルト 二十九巻
 我愛羅奪還できるのか……? なるほど、これが人柱力というのか。

岸本斉史/ナルト 三十巻
 サクラちゃん、チヨバアVS傀儡使いサソリ。 強敵だな。

岸本斉史/ナルト 三十一巻
 サソリ強いなぁ。しかしナルトとサクラちゃんも以前とは比べものにならないほど強くなっている。

岸本斉史/ナルト 三十二巻
  新たなメンバーと隊を組み、サスケ奪還へ。仲間の一人サイには感情がないという。

岸本斉史/ナルト 三十三巻
 ほぼほぼナルトの暴走。そしてサイはどうしたいんだ? 続きがかなり気になるところで終わった。

岸本斉史/ナルト 三十四巻
 サイの話がメインだったな。つながりというメイン・テーマを深めた一冊。

岸本斉史/ナルト 三十五巻
 多重影分身での修行と暁の抹殺。

岸本斉史/ナルト 三十六巻
 暁の目的が判明。そして一人の命が……。

岸本斉史/ナルト 三十七巻
 バトルな一巻だった。やはりシカマルはキャラが立ってるな。

岸本斉史/ナルト 三十八巻
 まさかの展開だな。これからどうなるか期待。

岸本斉史/ナルト 三十九巻
 ナルトよりもイタチの話がメインになってきたな。戦闘もあるが、正直地味。

岸本斉史/ナルト 四十巻
 エロ仙人活躍の巻。サスケとイタチ。

岸本斉史/ナルト 四十一巻
 エロ仙人こと自来也とペインのバトル。過去に深い関係があった。

岸本斉史/ナルト 四十二巻
 壮大な兄弟喧嘩。イタチの行動の理由が判明し、すっきりした。

出水カイウ・山本ヤマト終わりのセラフ 五巻
 柊家という新たな設定により、物語が深みを増した。とても面白い。

出水カイウ・山本ヤマト終わりのセラフ 六巻
 ストーリーに無駄がなく、一巻ごとに新たな発見があり、先がとても気になる。 名古屋決戦はどうなるのか。

出水カイウ・山本ヤマト終わりのセラフ 七巻
 新キャラが出てきて、お遊びでない本格的な戦争が始まりました。

出水カイウ・山本ヤマト終わりのセラフ 八巻
 うん、敵がとんでもなく強いね。どういう決着がつくのか楽しみ。

瀬口忍/囚人リク 二巻
 少年漫画的展開でニヤニヤしてしまう。そしてどうも危険な展開。どうなるのか?

瀬口忍/囚人リク 三巻
 イチロクとニーナナの争い……ではなく、イチロクによる一方的なリンチ。ボスの椿とリクがやり合うが……。 面白すぎ。

渡辺航弱虫ペダル 一巻
 スピード感があって面白い。 今泉君との勝負はどうなる!?

ツジトモGIANT KILLING 十三巻
 ETUと東京Vの試合熱かった。サポーターのゴタゴタがようやく出てきた感じで、試合とは別の面白さがある。 そして、オールスター。

ツジトモGIANT KILLING 十四巻
 石浜移籍問題が終わって、達海の選手時代の話が続く。もともとどのような選手だったのか気になっていたので楽しみ。

ツジトモGIANT KILLING 十五巻
 達海が追い込まれてるなぁ……。やばいんじゃないか。

花沢健吾アイアムアヒーロー 八巻
 ひたすら撃つ、女子高生を運ぶ。終わり。

花沢健吾アイアムアヒーロー 九巻
 ZQN被害は日本だけではなかった、病院は閉鎖、お土産屋で食料確保。以上、それだけ。

リチャード・ウー・コウノコウジクロコーチ 五巻
 物語がどんどん加速していくな。越後検事の奥様はさすが。桐谷秀人は誰なんだ、いったい。

福本伸行/アカギ ―闇に降り立った天才 四巻
 ニセアカギ登場。どちらかがトップになるまで掛け金が倍々になる麻雀。自分なら絶対にやらない。

福本伸行/アカギ ―闇に降り立った天才 五巻
 アカギVS浦部。アカギはやはり神がかっている。北の件は鳥肌が走った。

福本伸行他/中間管理録トネガワ 四巻
 影武者には笑った。福本先生によるトネガワ、なんか絵に違和感が。

坂本眞一イノサン 八巻
 シャルルの話ではなく、マリーの話になってきたな、と。ルイはアントワネットを抱かず。 シャルルはもう父親になって成長しきったから、マリーをメインにしようということかな。

【読書感想文】 村上春樹/TVピープル 【1993年刊行】

 外れなしの短編集だった。

 表題作のTVピープルは、突然部屋にTVピープルがやってきて部屋に映らないテレビを置いていくというもの。
 不思議さ爆発。
 
 飛行機 ――あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったかは、よく泣く人妻との情事を描いたもの。

 我らの時代のフォークロア ――高度資本主義正史は、数十年ぶりに会った同級生が当時付き合っていた女の子との話をする。完璧な男と完璧な女の切ない話。
 人によってはかなり共感できるのではないだろうか。実際僕はかなり共感できた。

 加納クレタは、これまで散々レイプされてきたクレタと、人の中にある水音を聴く姉のマルタの話。

 ゾンビは、マイケル・ジャクソンのスリラーのPVのお話。結末は笑えた。

 眠りは、この短編集で一番長い話。一切眠れなくなった女が深夜にこれまでの人生や結婚生活のことを考えたり、プールに行ったりアンナ・カレーニナを何度も読んだりする話。
 ひたすら女がさまざまなことを考えるだけの話なのに、読むのが止まらなくなっていまった。


 基本的にシュール。なにかあったとしても基本的に答えは提示されない。作中にヒントのようなかけらがいくつかあるが、それはどうでもいい。
 答えがなければ駄目だという人には合わないだろう。
 しかしそもそもそういう人は村上春樹作品を読まないだろうな。

【映画感想文】【洋画】 ウェス・クレイヴン/スクリーム2

【あらすじ】
 前作の連続殺人事件から2年後、大学生となったシドニーは恋人のデレクと共に大学生活を満喫していた。事件は生存者の一人であるゲイルの手によってまとめられ、ベストセラーを経て「スタブ」(Stab、突き刺すの意味)というタイトルで映画化される。その試写会の日、シドニーと同じ大学のモーリーンとフィルが何者かに惨殺されてしまう。
 事件の続きか模倣犯か、人々の脳裏に蘇るウッズボロー連続殺人事件。だが警察の努力も空しく容疑者は浮かんでこない。そのまま数日が過ぎたところで再び事件が起きる。大学の合同パーティーの最中にオメガベータ館で一人留守番で残っていたシーシー(ケーシー)が惨殺されたのだ。事件を知ったシドニーの元に電話がかかる。「やあシドニー。俺を覚えてるか?」

【感想】
 前作は、スプラッター映画のお決まりのパターンで殺されたり、その裏をかいて殺されたりした。電話口で好きなホラー映画はなに? と訊くシーンは有名で。

 続編にもそのパターンはあって、なおかつ今回は、スプラッター映画のお決まりから犯人を割り出そうとしていた。そこが面白かった。

 そしてなにより、主人公のシドニー役のネーブ・キャンベルを食ってしまうほどの完璧の美女であるゲイル役のコートニー・コックスの美しさがすごい。

 驚きのパターンもあって楽しめたが、続編映画のお決まりで、1は超えられなかったかな。というわけで、明日は3、その後は4を観る。


【よい点】
コートニー・コックスの美しさ。
・笑いながら展開を楽しめる。
・デューイのお間抜け。

【悪い点】
コートニー・コックスばかりが気になってしまう。
・怖くない。
・普通のホラーだなという感じが。

【読書感想文】 中島らも/中島らもの特選明るい悩み相談室 その1・ニッポンの家庭篇

 とてもおもしろく、一気に読んだ。

 読者の質問はいわばネタ披露の場所であり、日常の中でみつけたシュールな出来事を回答者である中島らも氏に問いかける。本当か嘘かは関係ない。
 対して中島らも氏は、そういう質問に真面目に回答したり嘘を織り交ぜて回答したりする。

 質問もそうだが、なにより回答者の中島らも氏の笑いのセンスが素晴らしい。

 膨大な知識から引用したり、自身の体験から引用したり、完全に嘘八百だったり。

 その二も早く読みたい。そして、これからももっともっと新作を読みたかった。

【映画感想文】【洋画】 ジョン・ポリカン/グレイヴ・エンカウンターズ 2 【2012年公開】

 POVのファウンド・フッテージ映画。


【あらすじ】
 若手の映画作家であるリチャード・ハーモン演じるアレックスは、仲間たちとホラー映画を撮影していた。アレックスは動画サイトで前作であるグレイヴ・エンカウンターズを酷評し、自分のほうが面白い映画を撮れるとうそぶいていた。
 そんなある日、アレックスのアカウントに、何者からかグレイヴ・エンカウンターズの未公開映像と手がかりが送られてくるように。
 仲間たちとのホラー映画をそっちのけで、グレイヴ・エンカウンターズの真実を求め取材を重ねる。そしてついに取材した病院の位置を知ったアレックスは、検証するためにその仲間を連れて病院へ向かう。


【感想】
 半分近くがアレックスの取材で、なかなか精神病院へ入ってくれないところが少し退屈に感じてしまった。しかしそこからはジェットコースター・ホラー・ムービーで、一息つく暇も与えてくれない。
 これはなんの映画でもそうだし仕方がないことなんだけれど、やっぱり1の衝撃は超えられなかったかな、と。いや、とても面白いしちゃんと前作の謎を解き明かしてくれているし、当然とても怖い。
 前作から逃げていないな、と感じた。

 興ざめポイントが二つあった。まあどちらも仕方ないといえば仕方ない。


【よい点】
・RECのように続編からPOVやファウンド・フッテージ要素がなくなるわけではなく、ちゃんと丁寧にPOV、ファウンド・フッテージ映画として仕上がっている。
・前作と同様の絶望感を与えてくれる。
・観終えた時に感嘆の息を漏らしてしまった。感動した。

【悪い点】
・前述した、二つの興ざめポイント。
・前半の取材シーンをもう少し減らしてほしかった。

【映画感想文】【邦画】 白石晃士/ある優しき殺人者の記録 【2014年公開】

 ホラー・モキュメンタリーを多く手がける白石晃士監督による日本・韓国の合作映画。
 血みどろ・サイコ・エロチック・サスペンス。


【あらすじ】
 障害者施設を脱走し、十八人もの人間を殺害した容疑がかけられ、指名手配されたパク・サンジュン。彼の幼馴染であるジャーナリストのソヨンは彼から取材依頼を受け、知人のカメラマン・田代と共に、とある廃マンションの一室に呼び出される。マンションに到着したソヨンと田代だが、包丁を手にしたサンジュンに脅され、「これから起こる事」を全て記録するよう命じられる。
 大量殺人を犯したことには理由があった……。


【感想】
 長回し風で撮られたPOVモキュメンタリー映画。常に緊張感があり中だるみすることなく、畳み掛けるように話が展開してゆく。途中でセックス・シーンが入った時は思わず笑ってしまったが、緊迫するサスペンスと暴力が渦巻くアパートの一室で、愛する人のために思いを成し遂げるというテーマが上手く絡み合い、POVの手法もあって物語に没入した。約九十分でまとめられており、中だるみすることなく最期まで一気に楽しむことができた。
 精神疾患患者の単なる妄想から始まる殺人が、本当に神のお告げがあったかもしれないと思わせる展開がとてもおもしろかった。


【よい点】
・手に汗握る展開。
・監督の他の映画と同様に、おかしなポイントがなく練り込まれたストーリーと展開。
・サイコでサスペンスなのに悲しい。

【悪い点】
・監督の他の映画と同様に、観る人を選ぶ。
・悪い点が見当たらないところ。

【映画感想文】【洋画】 ジョン・ラッセンホップ/飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 【2013年公開】

注意! R-18指定映画です! お子様が鑑賞すると人格に影響があるかもしれませんが、ないかもしれません!

 スプラッター映画の偉大なるパイオニア悪魔のいけにえの最新作で、1の続編。つまり2だの3だのを無視したパラレル・ワールド。

【あらすじ】
 1のラストで生き残ったマリリン・バーンズ演じるサリー・ハーデスティの証言によりこれまでの悪事が公となってしまった殺人一家ソーヤー家。家に向かった警官を無視し、自警団というただのチンピラ集団により虐殺され、家は燃やされてしまった。唯一生き残った赤ん坊ヘザーちゃんは自警団の夫婦に半ば強引に助け出された。
 これにより、テキサス・チェーンソー大虐殺は終わりを迎えた……。

 二十年後、成人になったヘザーちゃんの元に、祖母が亡くなったという知らせが入る。そこでヘザーは、目の前にいる両親が本当の両親ではないことに気づいてしまい、「あそこへは絶対に行ってはいけない」という両親に反発し、友人たちと祖母が住んでいたとされる洋館へ向かう。

 レザー・フェイスが待っていることも知らずに……。


 一言で言えば、痛みの感じないゴア描写を大量に詰め込んだ映画。初代悪魔のいけにえは、ゴア描写はおろか血さえほとんど出ず、荒い映像で精神に訴えかけるホラーだった。鉄の扉をがらっと開け、「ピギー!」とレザー・フェイスが叫び、脳天にハンマーが叩きつけられる。このシーンの怖さったらない。

 まあ初代のことを述べても仕方がないので。

 主人公であるヘザー役のアレクサンドラ・ダダリオがとんでもない美人。パイオツもカイデーだし、ずっとへそ出しで行動するからそっちばかりが気になってしまった。スプラッター映画では定番のエロスがあるんだけれど、ヘザーではなくブロンド美人のニッキー役のタニア・レイモンドが主にその役を頑張っている。でも別に大したことない。

 中盤まで、こりゃ駄目かなと思っていた。よかったポイントは、シリーズ定番の肉刺しフックを背中に貫通させて吊るところと、スプラッター映画では定番の、なんの脈略もなく突然出てきてバチコーンと襲うところ。
 タイトルに、一家の逆襲とあるが、レザー・フェイス以外の家族は冒頭で皆殺しにされてるしなぁ……。

 前述したとおり、痛みの感じないゴア描写がたくさん。それを述べちゃうとなんの楽しみもないのでやめておくが、正直大したことない。肉刺しフックとかはすごく痛みを感じるのに、なんだか変な方向に走っちゃったな、と。

 悪魔のいけにえのリメイクである、テキサス・チェーンソーは痛々しいし悲壮感もたっぷりでよかったのに、正統続編という設定のコイツはなんなんだよ、ヘザー可愛いなあと観ていた。

 すると途中からストーリーが変わっていった。あーなるほど、ここのアレはコレだったのか的な細かい伏線が散りばめられていることに気づいた。

 そこからはまあまあという感じだったが、別にそんな人におすすめできるほどの映画ではない。腸とか血が大好きなら観ればいいんじゃないっすか……。


【よい点】
・ヘザーが美人。
・肉刺しフック。
・チェーンソーの心地よいサウンド。
・一時間半で終わる。
・観なくても別に人生損しない。

【悪い点】
・つまらないだけの大量のゴア描写。
・観なくても別に人生損しない。