【読書感想文】 村上春樹/約束された場所で underground 2 【2001年刊行】
【概要】
永遠のノーベル文学賞候補村上春樹氏の、オウム真理教の信者と元信者八人へのインタビュー集。
【内容紹介】 (文庫本裏表紙引用)
癒やされることを求めた彼らが、なぜ「サリン事件」という救いのない無差別殺人に行き着いたのか。
彼らはなぜ現世を生きぬくことができなかったのか? どこに夢の地を求めようとしたのか?
信者、元信者たちへの徹底的なインタビューと河合隼雄氏との対話によって、現代が抱える心の闇を明らかにするノンフィクション。
【感想】
地下鉄サリン事件の被害者のインタビュー集であるアンダーグラウンドの対になるもので、オウム信者のインタビュー集なのだが、結局はまあアンダーグラウンドと同じパターン。
人となりを紹介して、生い立ちからオウム真理教でなにをしていたかを述べて今なにをしているかで一人のインタビューが終わる。
アンダーグラウンドと同じで最初は興味深く読んでいた。でも途中から、どれもこれも同じパターンだなと思い始めると退屈に感じてしまった。
僕は根本的に宗教というものに対してよい感情を持っていないから、宗教的なことを言われると興ざめしてしまう。
河合隼雄氏には興味が無いので、対談は読んでません。