【読書感想文】 村上春樹/やがて哀しき外国語 【1997年刊行】
著者がプリンストンに住んでいた二年半の間に感じたことを書いたエッセイ集。紀行文かと思ったら、エッセイだった。
「村上春樹の小説は嫌いだけどエッセイは好き」だとか「~同文~翻訳は好き」みたいな話はよく目にするので、「村上春樹かぁ」と思う人に読んでもらいたい一冊。文庫本自体薄い上に一つ一つが短いので、ライトに読めると思います。
ほかは特に述べることもないかな。前々から思っていた話だが、小説や紀行文なんかだとそれなりに感想を書けるけれど、エッセイや書評で長い感想文が書けるわけがない。
アメリカに住んでいる日本人から見たアメリカ、アメリカに住んでいる日本人から見たアメリカに住んでいる日本人、そういう目線で書かれているので結構興味深いことも多かったよ。