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【映画感想】 ウォシャウスキー姉妹/マトリックス リローデッド

 本当に、もう、前作に続き完璧な作品だ。最初から最後までずっと格好いい映像が続き、無駄なシーンは一切無く、ストーリーもきちんと伏線を回収しながら様々な謎が生まれ、目が離せない。

 基本的には超人になりすぎたネオの格好いい映像、それに尚且つトリニティとネオとの恋愛が絡み、マトリックスを支配するコンピュータによってザイオンの人々の大量虐殺が行われるのをどうやって止めるか、それに翻弄されるネオ、トリニティ、モーフィアス。そして終盤には驚く展開が! ま、まさかそんな!?

 前作が完璧に素晴らしくて、続編がそれに下回るのではないかと不安だった。前作の「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方も良かった。だから、楽しみ半分不安半分で観たけれど、そんな不安、観始めた瞬間に消し飛んだ。凄いわ。凄すぎる。

 ただ、まぁ、重箱の隅を突くように、ちょっとなぁと思ったところを述べる。一つは前作同様多く使われたバレットタイムシーン。これは膨大な時間と労力を要するため、今回のリローデッドでは、俳優をスキャンして取り込んで、CGで再構成し作られている。そのせいでバレットタイムシーンが全てのっぺりとしたCGで、リアルさに欠ける。でもまぁ、そんな事全然気にならないぐらいに物語が進むから、本当に重箱の隅を突いただけの感想。あ、あと一つあった、黒人の女が入墨してるんだけど、この世界でどうやって入墨するの? まあ、どうでもいいかw

 あとは、最後のシーン。おいおいおいおい、ふざけんなよ、レボリューションズも今すぐ観たくなったじゃねえか! でも今は夜の十時だから、寝るよ!

 良いシーンもいっぱいある。まあいちいちここに述べてもきりが無いけれど、敢えて一つ上げるなら、高速道路のシーン。スリル満点! ドッキドキ!

 纏めると、冒頭に述べたように、前作に続き完璧な作品。マトリックス・シリーズを観るまで、キアヌ・リーブスは微妙な俳優だなと思っていたが、その考えを改める。格好良すぎ。肌が白くて髭の剃り残しが青く残っているのすら恰好いい。黒のロング・コートに同じく黒のサングラス。男でも惚れるわ。格好良すぎ!