読書感想ブログ

感想文をバシバシガシガシ書きます。

読書感想文 2019年4月分

中島らも中島らものたまらん人々 2019/04/04

 いやー笑わせてもらった! 原稿料上げないと全部ひらがなで書くぞってのが刺さってとてもよかった。
 やっぱらもさんのエッセイはいいね。


サンドウィッチマン/復活力 2019/04/04

 半分以上、鬱屈とした下積み時代の話が続く。
 そしてあるきっかけで考えを改めて漫才を研究しネタの完成度を高め、M-1で残れるようになる。青春小説だなこれは。
 しかし、文中にたびたびあらわれる太字で強調するのは鬱陶しい。


森達也/「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔 2019/04/06

 とてもよかった。読みながらいろいろ感想が浮かんだが、ここには述べない。
 AとA2のDVDの購入を先延ばしにしていたが、そろそろ買おうと思う。


雨宮処凛/右翼と左翼はどうちがう? 2019/04/07

 注釈もあってとてもわかりやすく解説されている。右翼と左翼の歴史がわかってよかった。
 活動家インタビューはなくてもよかった。


中山七里/連続殺人鬼 カエル男 2019/04/09

 お見事! してやられました。いやー心の底から楽しかった。最高の時間だった。
 精神障害者が人を殺しても裁かれないという難しい道具を使って盛りだくさんのエンターテイメンツを作り上げた。あっぱれですよ。
 ゴア描写も容赦なく素晴らしい。人間の怖さ、貴志祐介氏の黒い家を彷彿とさせるホラー。
 子どもじみた殺害、警察署襲撃、二転三転する物語。
 続編買って帰ります。


山本太郎/僕にもできた! 国会議員 2019/04/12

 牛歩やお焼香パフォーマンスを見て、山本太郎はイロモノだと思っていた。芸能人だから議員になれたんでしょ、と。
 これを読んで見方が変わった。氏が今までやってきたこと、そして今後やりたいことが書かれている。
 どの訴えも真っ当で、僕にも理解できた。


ビートたけし/テレビじゃ言えない 2019/04/13

 相変わらず面白い。皮肉が効いてて笑える上になるほどと納得させられる。
 2016年の時事ネタなので、ああこんなことあったなと思いながら読んだ。


中山七里/連続殺人鬼カエル男ふたたび 2019/04/13

 面白かった。カエル男の狙いがわかってからは読むのが止まらなくて困った。
 前作のような暴動シーンはないが、神出鬼没のカエル男に有働さゆりの行動、県を跨いでの犯行がスピードを緩めることなく展開していく。
 そしてラスト。お見事。ほかも読みます。


中島らも/僕にはわからない 2019/04/14

 わからないこと、ギョッとすること、こわいもの、わるものの四章にわかれたエッセイ。 面白すぎて止まらない。
 アイスクリームが一部の金持ちしか食べられなかった時代に比べれば、いつでも食べられる現代は超楽園であると。
 確かにそうだ。シューアイスが美味い!


森達也/世界が完全に思考停止する前に 2019/04/17

 古いコラムではあるがとても勉強になった。
 確かに、関係ない人間が被害者の心情を代弁して苦情を言うのはおかしいよなぁ。


鈴木光司/らせん 2019/04/18

 呪いがウイルスに。医学のことなどさっぱりだが、わかりやすく解説されテンポよく進むので一度読み始めると止まらない。
 終盤からラストへかけての、それまでの展開が一気に繋がる流れには脳が痺れた。なるほどぉー!と声に出していた。
 見事にしてやられました。あっぱれ!


鈴木光司/ループ 2019/04/19

 全体の半分近くが説明。どうでもいい描写や説明が多すぎて冗長だったのが、終盤で加速する。
  終盤の展開は笑うしかない。驚愕ですよ。 そりゃあ実写化不可能ですわ。 一日で一気に読みました。
 なんだかんだで素晴らしい三部作だった。あっぱれです。


鈴木光司/バースデイ 2019/04/21
 3編からなる短編集。どれも好きだが、ハッピー・バースディを推す。 秀幸と礼子の対面には感動してしまった。 自分を犠牲にしても家族を守りたかった馨を思うと泣けてくるね。
 ホラーで始まった物語が、ヒューマン・ドラマになるとは。あっぱれですよ。


池上彰/政治のことよくわからないまま社会人になった人へ【第4版】 2019/04/24

 衆議院参議院の違いから説明してくれるのでとても勉強になった。
 でもまあ忘れるだろうし、部屋に置いておいてニュースで疑問に思ったら開いて使うようにしたい。


爆笑問題/時事漫才 爆笑問題の日本原論 2019/04/27

相変わらず爆笑問題の漫才は面白いなぁ。この間のタイタンシネマライブに行けばよかった。次は必ず行こう。すぐ近所だし!


太田光/違和感 2019/04/04

 爆笑問題の太田氏がいじめ、政治、格差、お笑いなど真面目に語った一冊。
 笑えるところも共感するところもたくさんあってとても楽しかった。
 小説は微妙だけどこういう本はとてもいいね。


読むのを断念した本

藤沢周ブエノスアイレス午前零時
 十七頁でさようなら。

町田康/つるつるの壷
 よくわからない。

いとうせいこうノーライフキング
 50頁まで頑張って読みました。

高橋源一郎/間違いだらけの文章教室
 これはつまらない。

長嶋有/猛スピードで母は
 つまらない

村上龍コインロッカー・ベイビーズ
 凄まじく退屈だけど、頑張って50頁まで読んだ。