読書感想ブログ

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【読書感想文】 東野圭吾/怪しい人びと 【1998年刊行】

【概要】

 言わずと知れた東野圭吾氏の東野圭吾短編集シリーズ第二弾。

【内容紹介】 (文庫本裏表紙引用)

 俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも部屋を貸すことになってしまう。3カ月後のある日、いつものように、車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…。(「寝ていた女」)
 あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに―。
 著者ならではの斬新なトリック満載の傑作推理集。

【感想】

 いや~、予想を裏切らない面白さ。実を言うと、前の犯人のいない殺人の夜を読んですぐに本屋に走って買ってきた。
 んでまあ飯を食うときも文庫本を片手にしていたのであっという間に読み終わったのだが、見事な出来だった。

 この中で一番を決めるなら、結婚報告だろう。
 大学時代の友人から手紙で結婚の報告があった。しかしその写真に写っているのは、友人ではなかった。なにが起こっているのか確かめるために金沢へ飛ぶ。

 このあらすじからもうわくわくする。あれやこれやの一大スペクタクルですよ。

 寝ていた女、灯台にて、コスタリカの雨は冷たいは次点。

 東野圭吾氏の短編ってこんなにおもしろいのに、「東野圭吾は短編はいまいちねえ」なんていうレビューが多いんだろう。次も東野圭吾氏の短編集読みます。


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