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感想文をバシバシガシガシ書きます。

【読書感想文】 東野圭吾/犯人のいない殺人の夜 【1994年刊行】

【概要】 (Wikipedia引用)

 光文社から刊行された東野圭吾の短編推理小説
 1985年のデビュー期から1988年の間に『小説現代』『小説宝石』等で掲載された東野圭吾初期の7作品が収録された短編集。
 1990年7月に単行本として刊行され、1994年に文庫化。
 表題作「犯人のいない殺人の夜」は殺人のあった“夜”とその後の“今”の場面を交互に重ねて進んでいく構成となっている。


【内容紹介】 (文庫本裏表紙引用)

 親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。
 犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。
 人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。


【感想】

 いやー面白いね。デビュー当時の短編集だということを今知った。どれも、どういう流れで悲劇が起こったのかというお話で。後味が悪いのもあって、読み終わったあと「うーーーーーむ」という気持ちになる。踊り子、エンドレス・ナイト、さよならコーチがとても気に入った。

 と、表題作の犯人のいない殺人の夜は読み応えたっぷり。読み終わったあと「のほーーーー」ってなった。
 どの短編も気持ちがよくて「ミステリを読んでるんだな~」と楽しくなるね。

 東野圭吾氏は短編より長編だなんて言われるけれど、短編もいいじゃん。文章は相変わらずすっきりしていて読みやすいし、文句ないよ。


 関係ないけど、なんか【概要】と【内容紹介】の意味がわからなくなってきた。


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