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【読書感想文】 岩井志麻子/現代百物語 嘘実 【2010年刊行】

【概要】

 言わずと知れたホラー作家岩井志麻子氏のそこはかとなく不安な話をまとめた現代百物語シリーズの第二弾。


【内容紹介】 (文庫本裏表紙引用)

 さらりと驚くような都市伝説を語る女。芸能界との繋がりを自慢する主婦。人を殺しかけた体験を語る男。雑誌に殺人事件をタレこむ女。凄絶な不良少女と友達だと吹聴するお嬢様。過去をなかったものにする風俗嬢。だますつもりのない簡単なホラを吹く女…。
 人が嘘をつく背景には、どんな心の闇があるのか。著者の身の回りに実在する話を元に、現代人の虚実を暴き出す、書き下ろし百物語、大好評シリーズ第2弾。


【感想】

 タイトルにもあるように、今回のテーマは嘘。読み終えた瞬間、すーって息を吸い込んでははははと乾いた笑いが出てくる。不安を通り越して怖い。
 一応作者はすべて実話だと言っているのでそれを信じて恐怖を楽しむのがいいね。
 フェイクだとか作り物だとか、そういう視点でホラーを見ても仕方がない。


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