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感想文をバシバシガシガシ書きます。

【映画感想文】 森達也/FAKE 【2016年公開】

【概要】 (Wikipedia引用)

 2016年制作の日本のドキュメンタリー映画ゴーストライター問題が発覚し、渦中の人物となっていた佐村河内守を中心に、彼を取材するテレビ関係者、真偽を確かめに来る海外のジャーナリストなどを1年4か月[1]に渡って追ったドキュメンタリー作品。


【内容紹介】 (Wikipedia引用)

 聴覚障害をもちながら『交響曲第1番《HIROSHIMA》』など作曲をし、一時は現代のベートーベンと持ち上げられた音楽家佐村河内守。しかしその後、神山典士が持ち込んだ週刊文春掲載の告発記事により、「作曲はしていない」「実は耳が聞こえるんじゃないか」と一躍非難の的となる。

 タイトルとなる「FAKE」には見せかける。いんちき、虚報などの意味がある。はたして佐村河内守はどこまで嘘をついていたのか。真実は何か。ドキュメンタリー作家・森達也が15年ぶりに臨む単独監督作品。キャッチコピーは「誰にも言わないでください、衝撃の12分間」。


【感想】

 森達也氏の映画はどれも観ようとは思っていたがついつい先延ばししてしまっていた。ようやく観ることができた。

「メディアが佐村河内守氏のフェイクに気づけずもてはやしてしまったことに対する復讐を佐村河内守氏本人にしている」と主張しているわけだが、フジテレビの一件を観るとたしかにそうかもしれないと思ってしまう。

 佐村河内守は障害者を食い物にしていじめているという意見には、実際に長い付き合いの障害者の女性を出して反論する。
 あくまでも新垣隆氏が嘘をついている、神山典士氏は間違っていると氏は主張する。

 たらればを言っても仕方がないが、新垣隆氏と神山典士氏にインタビューできていたらもっとよかったのなと思った。

 ラストの十二分とやらについては一切書きません。実際に観てください。二時間ぐらいですし。


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