【読書感想文】 村田沙耶香/授乳 【2010年刊行】
【概要】
言わずと知れた芥川龍之介賞作家村田沙耶香氏の、第46回群像新人文学賞優秀賞受賞作品を収録した短編集。
【内容紹介】 (文庫本裏表紙引用)
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「―ねえ、ゲームしようよ」。
表題作他2編。
【感想】
相変わらずわけわからん。授乳は家庭不和でリスト・カットする家庭教師に乳を吸わせるだけの話だが、読ませるね。群像録っただけあるね。神経質の母の気持ちはちょっとわかるな。僕も食事作る時はちゃんと計らないと気がすまない。
それ以外はさっぱりわからん。
コイビトはぬいぐるみが恋人の主人公と小学生の美佐子が出会ってなんやかやと。美佐子がぬいぐるみとの子どもが欲しいと言い出したところは、こりゃまったくわけわからんなと思った。
御伽の部屋は読んでない。興味がわかないし、なんかもうおなかいっぱいで。わけわからんが胃にたまりすぎて疲れた。
殺人出産ほどぶっ飛んでないから中途半端だなあ。まあ初期短編集だから仕方ないが、少し期待しすぎたか。