読書感想ブログ

感想文をバシバシガシガシ書きます。

【読書感想文】 東野圭吾/真夏の方程式 【2011年刊行】

【概要】

 言わずと知れた東野圭吾氏のガリレオ・シリーズ第6弾でシリーズ3作目の長編。


【あらすじ】 (Wikipedia引用)

 夏休みのある日から両親の都合で一人、親戚が経営する旅館で過ごすことになった小学5年生の少年恭平は、玻璃ヶ浦へ向かう電車の中で湯川に出会う。湯川は海底鉱物資源開発の説明会にアドバイザーとして出席するために玻璃ヶ浦へ行くことになっており、湯川のある種の気まぐれから恭平の親戚の旅館に宿泊することにする。そんな中、同じ旅館に泊まっていた客の塚原正次がその夜中に姿を消し、翌朝海辺で変死体となって発見される。県警は現場検証を行い、堤防から誤って転落した事故死の線が濃厚であると判断していた。


【感想】

 夢中になって読んだ。布団に寝転がって、トイレに立つこともスマホをいじることもなくひたすら読んだ。
 いやぁ、見事な人間ドラマですね。子ども嫌いの湯川と少年の交流。湯川が子どもを守ろうと動くわけですな。仙波の話もとてもよかった。
 湯川を誘い出すやりかたもとてもスムース。草薙と薫が捜査に入る流れもスムース。成実も可愛いね。薫の出番が少なかったな。

 沢村はあれだけだったのねぇ……。

 容疑者Xの献身を読んで、あ、ガリレオも人間ドラマ重視になっちゃうんだ……と思ったが、この変更は大成功だったな。


f:id:retsudansensei:20180520182300j:plain