読書感想ブログ

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【読書感想文】 中場利一/岸和田少年愚連隊 望郷篇 【2010年刊行】

【概要】

 言わずと知れた、中場利一氏の岸和田少年愚連隊シリーズ三作目。


【感想】

 望郷篇とあるように、チュンバの小学生時代を描いた長編。まるで漫才の掛け合いのように会話が進み、あれよあれよ止まらない止まらない、二日で読んでしまった。

 六年前に読んでいたので微妙に展開は覚えていたが、それでも楽しく読めた。東京タワー先生がなんだかとってもエロく感じるのはなぜだろう。背が高くて勝ち気で下町言葉を遣う女教師。

 チュンバと鈴野の淡い恋、小鉄マー坊ガスの悪友と喧嘩し、叔父が作った野球チームで宿敵の定と戦い、小鉄のオバァのお話と、これでもかというほど内容が詰まっている。

 喧嘩三昧の不良な小説だが、おセンチな気持ちになるのよねぇ。さー早く次が読みたいね。


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