読書感想ブログ

感想文をバシバシガシガシ書きます。

【読書感想文】 東野圭吾/マスカレード・ホテル 【2011年刊行】

 お……

 お、

 お――

 面白かった!


【概要】(Wikipedia引用)
 東京都内で3件の予告殺人事件が起きた。事件現場に残された不可解な暗号から、3つの事件は連続殺人事件として捜査される。警視庁の捜査本部は、数列の暗号が次の犯行現場を予告するものであると解読し、第4の殺人は高級ホテル「ホテル・コルテシア東京」で起こると推測する。

 数名の捜査員が、第4の事件を未然に防ぐ為フロントスタッフやベルボーイに扮してホテルに配置され、不慣れなホテルマンとしてのホテル業務に悪戦苦闘しつつ、不審な宿泊客を監視する事を強いられる。捜査一課の刑事・新田浩介は、英語ができる帰国子女であることから、同ホテルのフロントスタッフに扮することになり、新田の補佐・教育係には、優秀なフロントクラークの山岸尚美が任命された。

 立場も職業倫理も異なることから、潜入捜査が始まった段階では衝突の多い2人だったが、共にホテルマンとして、時には捜査員としての目線を互いに共有しながら、日常起こるホテル内での悲喜交々の出来事に対峙していくうち、二人の間には信頼と共闘意識が生まれる。そして、捜査本部がこれまでにない厳戒体制を敷いた、ある特別な1日が始まった。


【感想】
 こちらに休む暇を与えない展開、最初は反発しあっていた新田と山岸の関係性、ホテルにやってくる個性豊かな客たち、新田と独自の操作をする能勢のキャラクター、なにもかも文句の一つもないほどに素晴らしい。結構分厚いなと思いながら読み始めたが、なんのことはない、二日三日で一気に読み終えてしまった。

 続編が二作あるようで、早く読みたい。新田と山岸にまた会いたい。