読書感想ブログ

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【映画感想文】 フェデ・アルバレス/死霊のはらわた(原題: Evil Dead) 【2013年公開】【R-18】

 サム・ライミの傑作死霊のはらわたのリブート作。十八歳未満は視聴しちゃ駄目ですよ! こんなの子どもの時から観てたら、スプラッター観ながら飯が食える変態になっちゃいますよ!


【概要】(Wikipedia引用)
 森の奥深くにある不気味な小屋を、薬物依存症にかかったミアのリハビリのため、彼女の兄デビットと彼らの友人たちが訪れる。ミアの薬物依存は重症で、一度ODを起こしており、オリビアから「次にまたODになったら、確実に死ぬ。禁断症状を乗り越えるまで絶対に帰らせない。」と言われ、デビットは戸惑いながらも友人たちとともにミアを見守る。そんなある日、その小屋で地下室への入口を見つけた5人は、そこで何かの儀式が行われていた形跡と、1冊の不気味な本を見つける。そして、呪文が唱えられてしまう。
 翌日、「小屋の近くで不気味な人影を見た」というミアを、オリビアは「今の状況から逃げたいからでまかせを言っている」と気にも留めなかったが、この日を境に5人は小屋で起きていた恐ろしい事実を知ることになる。


【感想】
 僕とスプラッター・ムーヴィーの出会いは、幼稚園の頃に観たジョージ・A・ロメロ監督のゾンビで、その超スペクタクル・スプラッター・ムーヴィーに骨の髄までやられてしまった。毎日家族での夕食の時にビデオを流していた。僕がこのショッピング・モールにいたら、このゾンビ・パラダイスをどう生き抜くか? そればかり妄想していた。両親共に、「あの晩飯の時は辛かった」と言われてしまった。
 中学の頃からレンタル・ショップが出来、毎週好きな映画を兄弟それぞれ一本ずつレンタルする、という決まりがあったので、深海からの物体Xというものを借りて家族一同で鑑賞した。スペクタクル・スプラッター・ムーヴィーだと思っていたら、超濃厚なセックス・シーンが続き、母親は黙って停止ボタンを押した。あの時のことは一生忘れないだろう。

 なんの話だっけ? あぁ、死霊のはらわたか。まぁ、面白いか面白くないかで言えば面白くないよ。ていうかこういう古典的なスプラッターは、若者の集団がどこぞへ行って、モンスターに襲われて一人ずつ殺されちゃうっていうテンプレートに添って作られているので、面白いものを観ようと思って選んでいるわけじゃない。

 どれだけ血みどろでキツイゴア描写があるか、それが重要なのだ。

 その点、この死霊のはらわたという映画はゴア描写についてはパーフェクトな出来になっている。監督の強いこだわりで、つまらない安物のCGに逃げずに特殊メイクを多用しているので、リアリティ溢れるゴア描写が繰り広げられる。

 カワイコちゃんが取り憑かれた左腕を小さな電鋸でギュィィィィンと切断するところとか、見てられなかった。久しぶりに目を手で隠し、その隙間から見た。釘打ち機をバスバスバスと撃ち、腕に何本も貫通したり、ナイフでゆっくり足を切られたり、「いやぁ~ん!」なシーンのオンパレード。やっぱり、スプラッター・ムーヴィーはこうでなくちゃ!

 いやしかし、ラストの大量の血の雨とかお下品な映像とか、俳優の方たちはよく頑張ったなぁ。

 調べてみると続編が計画されてるみたいだけれど、まあどうせ面白くはないだろう。どんなどぎついゴア描写を出してくるかだけが楽しみなのである。

【余談】
 どうでもいい話なんだけれど、主人公のカワイコチャン、ジェーン・レヴィ氏は、僕の家の近所にあるスーパーのカワイイ人妻に顔がそっくりだ。瓜二つと言えるぐらいそっくりだ。だからこのカワイコチャンはお気に入りの女優の一人に入れておこうと思う。


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