読書感想ブログ

感想文をバシバシガシガシ書きます。

【映画感想文】 ロドリゴ・コルテス/[リミット] 原題:Buried 【2010年公開】

 スペイン産のワン・シチュエーション・スリラー。

 一つ言っておきたいのは、パンフレットに書かれている「オイルの切れかけたライター」と「残り90分の酸素」は完全なる嘘です。ライターはバシバシつけていたし、酸素なんか関係なく大声を出していた。

 SAWやキサラギで有名なワン・シチュエーション。

【概要】(Wikipediaから引用)
 アメリカに妻を残して、イラクのバアクーバで民間土建業者「CRT」のトラック運転手をしているライアン・レイノルズ演じるポール・コンロイ。
 ある日彼は何者かに襲われ、気がつくと粗末な棺に閉じ込められて、棺は地中のどこかに埋められていた。手元には自分のものではないブラックベリーの携帯電話とライター。状況が全く分からずに混乱するポールは、外界とのコンタクトを試み、911にコールするが、なぜかヤングスタウン (オハイオ州)の緊急センターに繋がってしまい、電話は切れてしまう。アメリカ国務省(DOS)に助けを求めるが……。

【感想】
 この映画は徹底しており、最初から最後まで棺の中だけで展開する。ライアン・レイノルズの一人芝居。それでいて、最後まで目が離せず飽きさせない展開が続く。そこが本当に素晴らしい。やっぱりこういう設定なので、外界が映ってしまうと興ざめしてしまう。

 主人公の行動に対して「なんで◯◯しないんだ!」的な苛々もなく、手に汗握るスリラー・ムーヴィーだった。

 で、まぁ、オチの解釈は、解説ブログではないので省く。バレちゃいけないオチのものはネタバレしたくないし。とりあえずまあこの概要で気になったら観て、エンディングを迎えて、「リミット 映画 解説」なんかで検索するといい。

 解説を検索したくなる映画って結構あるよね。僕なんてもう理解力がないもんで、すぐ検索しちゃう。でもまあそこで書かれた解説も、結局は視聴者が考えたものだし、それぞれいろいろな解釈があるということで。

 あ、閉所恐怖症の人は観ないほうがいいかもね。僕は「体にぴったりした隙間に入る」ことがもう想像するだけで気持ち悪くなるので、この映画ぐらい隙間が空いてたらなんてことはなかった。関係ないけど、ファイナルファンタジー15のダンジョンの隙間を通るのがもう最悪的に嫌だった。いや、本当に関係ない話だな。

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