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【映画感想文】【洋画】 ジョン・ラッセンホップ/飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 【2013年公開】

注意! R-18指定映画です! お子様が鑑賞すると人格に影響があるかもしれませんが、ないかもしれません!

 スプラッター映画の偉大なるパイオニア悪魔のいけにえの最新作で、1の続編。つまり2だの3だのを無視したパラレル・ワールド。

【あらすじ】
 1のラストで生き残ったマリリン・バーンズ演じるサリー・ハーデスティの証言によりこれまでの悪事が公となってしまった殺人一家ソーヤー家。家に向かった警官を無視し、自警団というただのチンピラ集団により虐殺され、家は燃やされてしまった。唯一生き残った赤ん坊ヘザーちゃんは自警団の夫婦に半ば強引に助け出された。
 これにより、テキサス・チェーンソー大虐殺は終わりを迎えた……。

 二十年後、成人になったヘザーちゃんの元に、祖母が亡くなったという知らせが入る。そこでヘザーは、目の前にいる両親が本当の両親ではないことに気づいてしまい、「あそこへは絶対に行ってはいけない」という両親に反発し、友人たちと祖母が住んでいたとされる洋館へ向かう。

 レザー・フェイスが待っていることも知らずに……。


 一言で言えば、痛みの感じないゴア描写を大量に詰め込んだ映画。初代悪魔のいけにえは、ゴア描写はおろか血さえほとんど出ず、荒い映像で精神に訴えかけるホラーだった。鉄の扉をがらっと開け、「ピギー!」とレザー・フェイスが叫び、脳天にハンマーが叩きつけられる。このシーンの怖さったらない。

 まあ初代のことを述べても仕方がないので。

 主人公であるヘザー役のアレクサンドラ・ダダリオがとんでもない美人。パイオツもカイデーだし、ずっとへそ出しで行動するからそっちばかりが気になってしまった。スプラッター映画では定番のエロスがあるんだけれど、ヘザーではなくブロンド美人のニッキー役のタニア・レイモンドが主にその役を頑張っている。でも別に大したことない。

 中盤まで、こりゃ駄目かなと思っていた。よかったポイントは、シリーズ定番の肉刺しフックを背中に貫通させて吊るところと、スプラッター映画では定番の、なんの脈略もなく突然出てきてバチコーンと襲うところ。
 タイトルに、一家の逆襲とあるが、レザー・フェイス以外の家族は冒頭で皆殺しにされてるしなぁ……。

 前述したとおり、痛みの感じないゴア描写がたくさん。それを述べちゃうとなんの楽しみもないのでやめておくが、正直大したことない。肉刺しフックとかはすごく痛みを感じるのに、なんだか変な方向に走っちゃったな、と。

 悪魔のいけにえのリメイクである、テキサス・チェーンソーは痛々しいし悲壮感もたっぷりでよかったのに、正統続編という設定のコイツはなんなんだよ、ヘザー可愛いなあと観ていた。

 すると途中からストーリーが変わっていった。あーなるほど、ここのアレはコレだったのか的な細かい伏線が散りばめられていることに気づいた。

 そこからはまあまあという感じだったが、別にそんな人におすすめできるほどの映画ではない。腸とか血が大好きなら観ればいいんじゃないっすか……。


【よい点】
・ヘザーが美人。
・肉刺しフック。
・チェーンソーの心地よいサウンド。
・一時間半で終わる。
・観なくても別に人生損しない。

【悪い点】
・つまらないだけの大量のゴア描写。
・観なくても別に人生損しない。