【映画感想文】 ユエン・ウーピン/ドランクモンキー 酔拳 【1979年公開】
日本で最初に公開されたジャッキー・チェン氏主演の映画。
おそらく幼少時に繰り返し観ていたので、内容は覚えているかと思っていたが、まったく覚えていなかった。というよりも、観ていないのかもしれない。
ストーリーは、名門道場の息子であるジャッキー・チェン扮するフェイフォンは、カンフーの腕前はそこそこ、正義感もあるのはあるのだが、道場の友人たちと自堕落な生活を送っていた。
師範代をからかい父のお叱りを受けたフェイフォンが憂さ晴らしに友人たちと市場へ出かけたところ、可愛い娘を見つけたのでちょっかいをかける。しかしそれは従姉妹であり、道場に帰った際に叔母にメタクソにされる。
こりゃいかんと、親父はフェイフォンをユエン・シャオティエン扮するスー・フアチーの元で修行をさせる。スー・フアチーは、酔拳という拳法の名手だった。
それで、修行したりメタクソにされたり、修行したりメタクソにされたりして、ライバルの道場主が親父の持つ山にある石炭を奪いにやってくる。
それで、なんだかんだあったりなかったりして、ウォン・チェン・リー扮する殺し屋のイン・ティッサムとビシバシする。
終わり。
【悪い点】
・カンフー映画なので仕方がないとはいえ、雑魚戦が長い上に多い。
・タイトルが酔拳なのに、ラストのラストまで出てこない。師匠曰く、「基本を身に着けんと酔拳は教えられない」
・ストーリーがない
・観ても強くなれない。
【よい点】
・ジャッキー・チェン氏の鍛え抜かれた肉体美とカンフー・アクションを、これでもかと堪能できる。
・待ちに待った酔拳のアクションが格好いい。
・子どもから大人まで楽しめる、シンプルでわかりやすいストーリー。
・観終わったあと、なんだか強くなった気がする。
【総合】
★★★☆☆