【映画感想文】【洋画】 コリン・ミニハン&スチュアート・オルティス/グレイヴ・エンカウンターズ
廃墟になった精神病院の超常現象を、やらせ番組スタッフがやらせ取材をしていると、本物の恐怖に遭遇する……。
そんな様子をファウンド・フッテージとして描いたモキュメンタリー映画。
ファウンド・フッテージモノは、ブレア・ウィッチ・プロジェクト、クローバー・フィールド、ノロイ、REC1、2、3、ダイアリー・オブ・ザ・デッド、パラノーマル・アクティビティ1、2、第二章と観てきたけれど、この作品群の中で上位にランク・インしそうなぐらい完成度が高かった。
ファウンド・フッテージとしてのお約束や基本を忠実に守っているし、襲われたりした後、なぜそこに都合よくカメラが落ちていくの! という、お約束の突っ込み要素もきちちんとある。
そしてなにより、怖い。いきなりモンスターが出てくるのではなく、最初は精神的に追い詰めていく。このあたりは、クローバー・フィールドやRECやダイアリー・オブ・ザ・デッド派ではなく、ブレア・ウィッチ・プロジェクトやノロイ、パラノーマル・アクティビティ派になっている。
舞台も、廃墟の精神病院。過去このような話がありました、という風に恐怖を煽っている。
謎はほとんど明かされていないので、考察する楽しみもあるでしょうね。
【ファウンド・フッテージのよさを再確認させられた度】 ★★★★★
【う~ん、もやもや! 度】 ★★★★★
【何気に唯一の女性のサシャ役の女性が美人だな度】 ★★★★★
【総合】 文句なし ★★★★★