【映画感想文】【洋画】 マシュー・ヴォーン/キック・アス
なんの力も持っていないオタク学生が、ヒーローに憧れてコスプレ衣装に身を包み、キック・アスと名乗り、大人気となる。
と同時に、ギャングに妻を殺されたビッグ・ダディとその娘ヒット・ガールがギャングを潰しにかかる。
という感じで。
ヒーローモノとしての完成度はかなり高い。きちんと丁寧に、ヒーローモノのテンプレートに沿っている。二時間近い長さも、まったく苦痛にならない。
駄目男に惚れてしまうというヒロインの設定もいいね。
唯一マイナスなのは、やたらと繰り広げられるバイオレンス・シーンと、野外でのセックス・シーン。軽快な音楽に合わせてポップな感じにしているバイオレンス描写はまだいいとして、野外セックスは必要だったか? ラストのやたらキスしまくってるのも気持ちが悪いし。
調べたら、R15指定だった。
もうちょっと、馬鹿でお気楽な映画にしてほしかったかな。
コメディなのか、真面目なのか、どっちつかずになった、という印象。
傑作だからあら捜しをしているだけであって、映画の完成度は、前述した通り。
【これぞヒーローモノって感じ度】 ★★★★★
【友人の彼女がやたら可愛い度】 ★★★★★
【どうせなら連続ドラマでじっくり観たかった度】 ★★★★★
【総合】 ★★★★★