【映画感想文】【洋画】 ベニー・マーシャル/レナードの朝
なんの感想も思いつかない。ただただ悲しい。そして、こうやって自分が普通に生きているということに感謝しなければいけないな、と思った。
唯一の救いは、ロバート・デ・ニーロ演じるレナードがそうなってしまっても、今までと変わらない関係を取っている、ペネロープ・アン・ミラー演じるポーラだろう。
意識的に、ハッピー・エンドを求めていた。だから余計に結末はショックだった。でも、ロビン・ウィリアムズ演じるセイヤー医師が、レナードの叶わない恋を見て、一歩踏み出そうとしたところには救われた。
何度も泣いた。
なにが幸せなのか? レナードの母親は、レナードの変わりようを見て、「前のままの方がよかった」のようなことを言っていた。母親は三十年前の子ども時代のレナードで止まっている。だから当然の発言だとも思った。でも、自分がレナードの立場だったら? と考えると、なにもかもわからなくなる。
【観終えた後に、放心状態になる度】 ★★★★★
【やっぱり、ロバート・デ・ニーロの演技は素晴らしいな度】 ★★★★★
【はぁ……度】 ★★★★★
【総合】 ★★★★★