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【映画感想文】【洋画】 トビー・フーパー/悪魔のいけにえ 公開四十周年記念版

 晩飯の時間になると毎回、ジョージ・A・ロメロ監督作のゾンビを観たいと親にせびっていた幼少時のおかげで、スプラッター映画やホラー映画が大好きになった。

 この映画も、何度観たかわからない。スプラッター映画の基本を作り上げたこの作品は、その後のスプラッター映画に比べると、ゴア・シーンはほとんどない。リメイク版だと足がちょん切れたりしていたけれど、そういうのは一切ない。

 レザー・フェイスはチェーンソーを武器に、人を殺しまくる。殺した人間の肉を家族が食べ、店で売る。

 確かに、チェーンソーを持って暴れまわる画は、十三日の金曜日のジェイソン・ボーヒーズに匹敵する怖さだが、前述したようにゴア・シーンがほとんどないため、メインは精神的な恐怖、嫌悪といったところだろうか。
「これは実際に起きた事件で……」という語りから入り、荒い映像で音楽もほとんどない。ドキュメンタリー映画のようだ。

 ラストのシーンは、何度観ても素晴らしい。朝焼けをバックに、チェーンソーを振り回すレザー・フェイスに、血みどろで笑い続けるマリリン・バーンズ。


【これを観ずにホラー映画は語れないよね度】         ★★★★★
トビー・フーパー監督、そろそろいい映画作ってくださいよ度】★★★★★
【マリリン・バーンズが以外に美人だった度】         ★★★★★
【鉄の扉をバンッと開けた時の、レザー・フェイスの格好よさ度】★★★★★

【総合】                          ★★★★★