【読書感想文】 西村賢太/薄明鬼語 西村賢太対談集
うーん、これは対談集なので、そんなに長い感想文は書けない。エッセイ以上に、読者を選ぶものだと思う。その作者に興味があるか無いか。それに加えて、対談相手に興味があるか無いか。
芥川龍之介賞作家の田中慎弥、木内昇、本谷有希子、六角精児、テリー伊藤、マツコ・デラックス、ダイヤモンド✡ユカイ、水道橋博士が対談相手となっている。
正直言ってどれも面白かった。本谷有希子はちょっとあれかな。この人のキャラクターが好きではないので――当然作品を読むつもりも無い――、あっそうって感じだった。テリー伊藤も、短いし中身が無い。
田中慎弥との対談は、考え方の違いが面白かったし、木内昇との対談は、私小説書きと時代小説書きの違いが面白かったし、六角精児の対談は、六角精児の過去の話が面白かったし、ダイヤモンド✡ユカイとの対談は、シンガーと小説書きの違いが面白かったし、マツコ・デラックスとの対談は、テレビと小説の違いが面白かったし、水道橋博士との対談は、西村賢太の番組降板話が面白かった。
まぁでも、一冊目の対談集の方が面白く感じたかな。これから三冊目の対談集読みますね。