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【読書感想文】 奥田亜希子/左目に映る星

 以前文芸誌で読んだ、はじまりの名前がとてもよかったので、この作者には期待していた。デビュー作だし、すばる文学賞受賞という、ザ・ジュンブンガクという感じだ。

 そいで、まぁ、読み続けたんだけれど、すみません……半分の時点でギブ・アップです。全然面白くない。というか、面白いと感じる要素が一つもない。
 自意識過剰な女の語りで、何だ、合コンで知り合った男とすぐに寝てみたり、しかしそれでも小学生の時に片思い的に憧れていた男が忘れられなかったり、「私は感情の起伏が無いのだぁ」という中二病的要素、憧れていた男が、私と同じく左目が乱視で、片目を瞑る癖があったり、ステレオ・タイプなアイドル・オタクにもその癖があるので近づいてみたり……。

 何ていうかな、臭いんだよ。主人公のキャラクターが。臭いわぁ~。こんな女、絶対恋人にしたくない。いや、知り合いたくもない。確実に、自分のことを可愛いと思っているね。男どもはすべからく私に興味を持っていると思い込んでいる。それが当然だと。
 あとは、その片目を瞑る行為が主人公にとって特別なもので、それをやめたりだとかそれに対して特に何も思わない人には、それまで好きだったとしても、一気に何も思わなくなる点。知らねえよそんなこと。

 何が一番ウザイって、ステレオ・タイプなアイドル・オタクに近づいてから。「隣に私という女がいながら、この人はアイドルに夢中になっているんだぁ^^;」という思いがすごく読み取れて、吐きそうになった。

 この作者の小説は、今後二度と読むことはありません。