RETSUDAN SENSEIの感想文

感想文をバシバシガシガシ書きます。

文芸誌感想文

【読書感想文】 新潮二〇一六年八月号掲載 高橋弘希/スイミングスクール

この作者の名前は、ちらほら見かけていたので、気になっていた。そう、気になっていた。気になっていたところでやめて、読まなければ、一生気になっていたで終わっていた。その方が僕にとって良かった。今年で三つ目の、発狂したくなるぐらいにつまらない小…

【読書感想文】 新潮二〇一六年八月号掲載 木村友祐『野良ビトたちの燃え上がる肖像』感想

この作者の小説を読むのは、これが初めて。いつもの事ながら、知らないので期待に胸をときめかせながら読んだ。 読み始めて、「あれ、ちょっと微妙だな」という感想を抱いた。冒頭から説明を結構入れているからだろうか。しかし読み進める。またもや、「あれ…

【読書感想文】 すばる2016年8月号 奥田亜希子 『はじまりの名前』 感想

この作者の小説はこれが初めて読んだ。何だろうな、冒頭辺りは、「恋愛物かぁ」と、ちょっと読むのを躊躇ったけれど、まあせっかくすばる買ったんだし……と読み続けた。 後、この感想では概要は説明しない。その理由は、これを読めば分かると思う。 結果とし…

【文芸誌感想】 すばる2016年8月号 高橋源一郎 『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』 第一話 感想

新連載、どうだろうな、という不安を抱きながら読んだ。というのも、理由は二つあって、いつか、ソウル・トレインに乗る日までと非常時のことばを読んでいるんだけれど、どちらも何だか、真面目にかしこまって書いてやるぞ感が凄くて、いつもの高橋じゃない…

【文芸誌感想】 すばる2016年8月号掲載 【対談】 「いまの挫折」は「一生の挫折」では、ない!』 西村賢太/湊かなえ 感想

この二人が対談するという話を聞いた時は、「エンタメ作家と私小説作家が対談か、どうなる事やら」と思っていたけれど、読んでみると、お互いがジャンルは違えどきちんとリスペクトしており、終始平和に和気あいあいと対談が流れていたので、安心して読めた…

文學界2016年5月号掲載 大西智子 『ぱちぱち』 感想

此れは、普通に、面白かった。最初は「何だこの十季子とかいう主婦」とムカつき、「ミハシ可愛いなぁ」と思って読んでいたのだが、してやられた。物語がテンポ良く進み、文章は読み易く、賞を取ったのも頷けるな、と思った。 情報もきちんと丁寧に必要な分だ…