読書感想ブログ

感想文をバシバシガシガシ書きます。

文庫本感想文

【読書感想文】 さくらももこ/ももこの話 【2006年刊行】

【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第二章の第三部。 【内容紹介】 (裏表紙引用) いつも食べきれなかった給食。父ヒロシに懐メロを教えるのに苦労したお風呂の時間。 おこづかいをつぎこんだ紙しばい屋。黄金の小学三年生時代―まる子だった…

【読書感想文】 中場利一/岸和田少年愚連隊 外伝 【2010年刊行】

【概要】 言わずと知れた中場利一氏の自伝的小説シリーズ岸和田少年愚連隊の第五弾。 これまでとは異なり、掌編が収められている。 【あらすじ】 (文庫本裏表紙引用) 【感想】 相変わらずおもしろい。掌編なのでサクッと読めるし、サクッと笑えてサクッと…

【読書感想文】 さくらももこ/まる子だった 【2005年刊行】

【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第二弾。通算第五弾。 【あらすじ】 (文庫本裏表紙引用) クラスメイトと体育館の裏で飼った仔犬との別れ。教室で襲われた“伊豆群発地震級”の腹痛の恐怖。突然、広まった、はまじとの恋のウワサ。 ノストラ…

【読書感想文】 岩井志麻子/現代百物語 【2009年刊行】

【概要】 言わずと知れた岩井志麻子氏の現代百物語シリーズ第一弾。 【あらすじ】 (文庫本裏表紙引用) 屈託のない笑顔で嘘をつく男。出会い系サイトで知り合った奇妙な女。意外な才能を見せた女刑囚。詐欺師を騙す詐欺師。元風俗嬢が恐怖する客。殺人鬼を…

【読書感想文】 室井佑月/ああ~ん、あんあん 【2004年刊行】

【概要】 言わずと知れた室井佑月氏のエッセイ集。 【あらすじ】 (裏表紙引用) 恋愛したし、結婚したし、子どもも産んだし……慌ただしく実現された、女の夢。お次はなんじゃい!? 「愛こそ、すべて」の信念で突っ走る新・恋愛教祖の本音爆裂エッセイ。 【感…

【読書感想文】 佐伯一麦/石の肺―僕のアスベスト履歴書 【2009年刊行】

【概要】 言わずと知れた佐伯一麦氏のアスベスト被害のルポルタージュ。 【あらすじ】 (文庫本裏表紙引用) 文学を志す青年は妻子を養うため電気工となった。親方の指導の下、一人前の職人へと成長し、文学賞を受賞する──。胸の疼痛、止まらぬ咳、熱、重い…

【読書感想文】 東野圭吾/禁断の魔術 【2015年刊行】

【概要】 言わずと知れた東野圭吾氏のガリレオ・シリーズ第八弾、現時点での最終作。 【あらすじ】 (Wikipedia引用) ある年の5月、一人の青年・古芝伸吾が理工学部物理学科第十三研究室を訪れる。伸吾は高校時代に湯川から科学を学び、その魅力に感銘を受…

【読書感想文】 東野圭吾/虚像の道化師 【2015年刊行】

【概要】 言わずと知れた東野圭吾氏のガリレオ・シリーズ第七弾。 単行本でリリースされた虚像の道化師 ガリレオ7と禁断の魔術 ガリレオ8を一冊にまとめたもの。 【あらすじ】 長くなるのでウィキペディアを見てください。 【感想】 短編集としては最後のガ…

【読書感想文】 貴志祐介/クリムゾンの迷宮 【1999年刊行】

【概要】 言わずと知れた貴志祐介氏のデス・ゲーム小説。 【あらすじ】 (裏表紙引用) 藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用…

【読書感想文】 さくらももこ/あのころ 【2004年刊行】

【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第四弾。まる子だったあの頃を振り返るエッセイ・シリーズ第一弾。 【あらすじ】 なし。 【感想】 相変わらず面白かった。概要にもあるように、どれもさくらももこ氏の子供時代のあれこれが面白おかしく描か…

【読書感想文】 岩井志麻子/ぼっけえ、きょうてえ 【1999年刊行】

【概要】 言わずと知れた岩井志麻子氏氏の第6回日本ホラー小説大賞作ぼっけえ、きょうてえを収録した短編集。 【あらすじ】 (Wikipedia引用) 岡山の遊郭で客をとる容姿の醜い女郎が、客に自らの身の上話を聞かせるが、それは世にも恐ろしい話であった。岡…

【読書感想文】 岩井志麻子/現代百物語 妄執 【2015年刊行】

【概要】 言わずと知れた岩井志麻子氏の百物語シリーズ第七弾。 【あらすじ】 幽霊よりも怖いのは……。現代の怪談を実力派が描く、シリーズ第7弾! 刑務所で病に伏せる罪人に高額な医療費を送りつける逆・死神。古書店で入手した一般人の日記帳に綴られた壮…

【読書感想文】 ダニエル・キイス/アルジャーノンに花束を 【2015年】

【概要】 言わずと知れたダニエル・キイスのSF小説。1959年に中編小説として発表され、翌年ヒューゴー賞を受賞。1966年に長編小説として改作され、ネビュラ賞を受賞した。 【あらすじ】 (Wikipedia引用) 知的障害を持つ青年チャーリイは、かしこくなって、…

【読書感想文】 村上春樹/羊男のクリスマス 【1989年刊行】

【概要】 言わずと知れた村上春樹氏の絵本。絵は佐々木マキ氏。 【あらすじ】 (Wikipedia引用) 羊男は聖羊祭日に穴のあるリング・ドーナツを食べてしまった。そのせいでクリスマスソングの製作に当たり、ある方向からの圧力が発生し、製作が難航した。羊男…

【読書感想文】 桜庭一樹/砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 【2009年刊行】

【概要】 言わずと知れた直木賞作家桜庭一樹氏の元ライト・ノベル作品 【あらすじ】 (Wikipedia引用) 山田なぎさは、片田舎に住む「早く大人になりたい」と願う女子中学生。ある日、彼女の通う中学に、自分のことを「人魚」と言い張る少女・海野藻屑が、東…

【読書感想文】 アガサ・クリスティー/そして誰もいなくなった 【2010年刊行】

【概要】 言わずと知れたアガサ・クリスティーの一億部突破の名作ミステリ。 【あらすじ】 (Wikipedia引用) イギリス、デヴォン州のインディアン島に、年齢も職業も異なる8人の男女が招かれた。2人の召使が出迎えたが、招待状の差出人でこの島の主でもある…

【読書感想文】 さくらももこ/たいのおかしら 【2003年刊行】

【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第三弾。 【感想】 半分ほどドトールで読んでいたのだが、ニヤニヤが止まらなくて困った。細かい言い回しがとても面白いんだよな。 やっぱり父ヒロシは最高です。

【読書感想文】 横溝正史/八つ墓村 【1971年刊行】

【概要】 言わずと知れた横溝正史の推理小説。金田一耕助シリーズのひとつ。 【あらすじ】 (Wikipedia引用) 戦国時代(永禄9年=1566年)のとある小村に、尼子氏の家臣だった8人の落武者たちが財宝とともに逃げ延びてくるが、村人たちは毛利氏による捜索が…

【読書感想文】 さくらももこ/さくらえび 【2004年刊行】

【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ集。 【感想】 いや~、笑った笑った。これで三冊エッセイを読んだが、完全に父ヒロシのファンになってしまった。ヒロシのコイとか父ヒロシインタビューとか本当に読んでいて楽しかった。 かと思いきやデビ…

【読書感想文】 江戸川乱歩/明智小五郎事件簿 1 【2016年刊行】

【概要】 言わずと知れた江戸川乱歩氏の明智小五郎の事件だけを抜き出して、時系列にまとめたもの。 【感想】 恥ずかしながらこの歳になるまで江戸川乱歩氏の小説は未読でした。D坂の殺人事件を読み勧めると、あまりの面白さと文章の読みやすさで読むのが止…

【読書感想文】 中場利一/岸和田のカオルちゃん 【2010年刊行】

【概要】 言わずと知れた中場利一氏の自伝的小説の四冊目。 【感想】 タイトルにもあるように、今回はカオルちゃんがメイン。しかも短編集。 カオルちゃんの半端のないめちゃくちゃさと、漫才の掛け合いのようなテンポのよい文章で一気に読んでしまった。 作…

【読書感想文】 爆笑問題/爆笑問題の「文学のススメ」 【2006年刊行】

【概要】 爆笑問題の、言わずと知れた人気番組の書籍化。 【感想】 あれからもう十年になるのか。毎週楽しみで番組を観ていたなぁ。中島らも氏が出ていた回をよく覚えている。 まるで漫才のような掛け合いでとても笑わせてもらった。

【読書感想文】 東野圭吾/ガリレオの苦悩 【2011年刊行】

【概要】(Wikipedia引用) 東野圭吾の推理小説。ガリレオシリーズ第4弾。2008年10月24日に『聖女の救済』と同時刊行した推理短編小説集。2011年10月10日には文春文庫より文庫版が発売された。 【感想】 前作の容疑者Xの献身であまり協力的ではなくなった湯…

【読書感想文】 さくらももこ/さるのこしかけ 【2002年刊行】

【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第二弾。 【感想】 前巻に引き続き、とても面白かった。最後の「実家に帰る」は読んでいてとても切なくて寂しくなった。インド旅行記も楽しかった。 が、最後の対談はどうでもいい。

【読書感想文】 さくらももこ/もものかんづめ 【2001年刊行】

【概要】 言わずと知れたさくらももこ氏のエッセイ第一弾。 【感想】 百円でなんとなく買っただけなので期待はしていなかった。そういえば保育園から中学二年まで毎日遊んでいたH君の部屋にさくらももこ氏の本がずらっと並んでいたな、というのを思い出した…

【読書感想文】 中場利一/岸和田少年愚連隊 望郷篇 【2010年刊行】

【概要】 言わずと知れた、中場利一氏の岸和田少年愚連隊シリーズ三作目。 【感想】 望郷篇とあるように、チュンバの小学生時代を描いた長編。まるで漫才の掛け合いのように会話が進み、あれよあれよ止まらない止まらない、二日で読んでしまった。 六年前に…

【読書感想文】 村上春樹/辺境・近境 写真篇 【2000年刊行】

【概要】 紀行文である辺境・近鏡の旅に同行した写真家が撮影した写真集。 【感想】 まあどうという感想もないが、一つ言えるとしたら、分冊ではなく一冊にまとめてほしかった。しかしまあ、想像するしかなかったものが写真として見れるのは嬉しいし楽しい。

【読書感想文】 野村進/救急精神病棟 【2003年刊行】

【概要】(講談社HP引用) 日本初、救急の精神病患者を専門に受け入れ治療する千葉県精神科医療センターを3年間にわたり密着取材。 「精神科救急」と呼ばれる医療の現場をあますところなく精密に活写した。 24時間態勢で最前線に立つ医師、看護師たちの闘い…

2018年度 最後まで読めなかった本をまとめたもの

一度読み始めたものはなにがあっても読み切る、をルールとしていたが、読書に使える時間は有限のため、面白くないと思ったら即時売却用の段ボールに放り込むことに決めました。 いつなにを最後まで読めなかったのか記録しておく必要があるので、ここにまとめ…

【読書感想文】 中場利一/岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇 【2010年刊行】

【概要】 中場利一氏の、言わずと知れた自伝的小説の第二弾。 【感想】 勘違いしていた。血煙り純情篇と望郷篇がずっと積ん読棚に並んでいたので、一作目は読んで二作目と三作目は未読なのかと思っていたが、読書メーターを見ると二作目と三作目を六年前に読…